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講師ブログ

夏の成果を、どう活かすか?

夏期講習、本当にお疲れさまでした。
「この夏でどれだけ力がついたのか?」――それを数値で確認する時期に入りました。模試の結果や過去問演習の進捗データをもとに、学年ごとに今後の課題と戦略をお伝えします。

【高3生】入試本番に直結する“仕上げの秋”模試データから見える課題

夏の模試で多く見られるのが、「得点の波が大きい」という現象です。特に共通テスト模試では、英語リーディング・数学IAの平均点が7月模試に比べて約5〜10点下がる傾向があります。原因は、実戦形式の演習不足と時間配分の乱れです。

この時期にやるべきこと

① 弱点補強を最優先に

模試で60%以下の単元はすぐに復習。特に数学の図形・整数、英語の長文後半は“穴”が致命傷になります。

② 共通テスト形式で週1回演習

時間配分の練習は今から始めるべきです。9月模試→11月模試の間に「時間が足りない」という悩みを解消しましょう。

③ 志望校別対策の比率を高める

国公立なら記述対策、私大なら過去問研究。特に難関大では10月時点で過去問5年分終了を目標に。

 

【高2生】“受験学年”に向けた土台づくり

2年生の秋は、志望校決定の分岐点です。進路希望調査を見ると、難関国公立を志望する生徒でも、数学II・Bの到達度が夏終了時点で60%未満というケースが多く見られます。
このままでは、3年生からの「共通テスト対策」に間に合わない可能性があります。

この時期にやるべきこと

① 苦手分野の“先送り”をやめる

数学II・B、英語長文を中心に基礎固め。特にベクトル・三角関数・整式の範囲は必修。

② 志望校のレベルを“仮決定”

具体的な大学名があるかどうかで勉強効率は2倍以上変わります。秋のオープンキャンパスの資料を見返しましょう。

③ 模試を“目標確認”に使う

「判定」に一喜一憂するのではなく、「単元別到達度」を確認し、弱点をつぶすPDCAサイクルを回しましょう。

 

【高1生】差がつくのは“この秋の習慣”

高1の夏明け模試では、数学Iの二次関数・英語文法(時制、関係詞)で正答率が平均50%を切っていることがあります。ここを今のうちに克服できるかどうかが、2年生以降の伸びを大きく左右します。

この時期にやるべきこと

① 基礎の反復習慣を確立

毎日の英単語・数学演習の“定量目標”を決めましょう。(例:単語30語/日、計算問題15分)

② 定期テストの復習を“3日以内”に

できなかった問題を放置しない。高2以降の模試成績は、ここでの習慣の有無に比例します。

③ 学習時間データを可視化

アプリや手帳で「今週の勉強時間」を記録。現状を“見える化”すると、自然と意識が高まります。

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みなんさんの夏の頑張りを「やりっぱなし」にしないために、データと計画で戦略的に秋を過ごすことが合格への近道です。

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